忙しくて悲しくてドキドキな恋


隼人は当たり前のように一発で採った。

「隼人、流石ですぅ。」

ポフッと落ちてきたひよこのぬいぐるみを取り、陽菜莉に渡した。

「ありがとうですぅ。」

陽菜莉は満面の笑みで言った。

ココから見える限りは猫がない。


少しシュンとしてると、後ろから話しかけられた。

「おい。さっきの奴猫要らねぇか?」

さっきの赤メッシュの人が後ろで黒猫のぬいぐるみを持っていた。

もう片方の手には熊。

なんとも似合わないような光景で笑えた。

「笑うなよ。要るのか要らねぇのか答えろよ…それと、さっきはすまねぇな。」

「欲しいです。これって。」

「この熊採ろうとしたら一緒に採れただけだ。」

「そうでしたか。ありがとうございます。」


私は黒猫を受け取って、後ろで移動しようとしている美奈架たちに気づいて

「ではこれで、ごきげんよう。」