忙しくて悲しくてドキドキな恋



隼人がこっちを向いて固まった。

「何か可笑しいところでもあった?」

ポニーテールにしてるからかな?

「綺麗で良く似合っている。」

「良かったようじゃよ。凄く気に入ったそうな。」

「そっか。良かった。」

2人の話がよく飲み込めない。

「萌乃様。このドレスは隼人が見つけた物なんですよ。」

「隼人が?」

「はい。」

私は隼人の方を思いっきり見て  

「ありがとう!!」

と大声で言ってしまった。

当の隼人は赤面をして頭を恥ずかしそうに掻いていた。