「そうですか。それは良かったです。」

「試着しても?」

「よろしいですよ。」

私は、このドレスに着替えてもう一度鏡の前に立った。

「ばぁや。」

「はい、何でしょう。」

「可笑しくない?」

「凄くお似合いでございますよ。」

私は一回転したり隅から隅まで可笑しいところがないか見た。

「凄く気に入っている様子ですね。」

「えぇ!」

コンコン

「隼人なら入って構わないわよ。」

「失礼いたします。」