ドアが開いて、ばぁやが淡い青のドレスを持って入って来た。

隼人がいないのに気づいたのか

「隼人は何処に?今日は萌乃様のお部屋にいると聞きましたが。」

「今日、美奈架と陽菜莉が来るらしいからラフな格好に着替えさせに行きました。」

「そうでしたか。」

ニコニコお互い笑いながら。

「こちらのドレスを着用して会見にお見え下さいね。」

そう言うと、私を鏡の前まで連れて行きドレスを合わせてくれた。

「ほー。やはり思ったとおり。淡い色が珍しいですが青なので大人っぽく萌乃様に良くお似合いです。」

「ありがとう。これはどちらから?」

ばぁやはニコやかに笑い

「それは後ほどお分かりになると思いますよ。お気になさらなかったですか?」

「いいえ。凄く気に入ったわ。」