水面に顔を出すと萌乃を浮き輪に乗せて俺は萌乃に呼び掛けた。 「萌乃起きろ!」 萌乃は未だに浮き輪に寄りかかり、ハニーブラウンの髪が泳いでいた。 「萌乃。」 「ん…」 萌乃はゆっくりゆっくり虚ろだが目を開けた。 「ケホッ…ケホッ…」 「大丈夫か?」 「私は…」 「寝て沈んでた。」 「嘘!!ごめんなさい。」 「萌乃も気を付けろよ。」 心臓止まるかと思った俺は萌乃を抱き締め「馬鹿野郎…」と呟いた。