忙しくて悲しくてドキドキな恋



二人は自家用ジェットに乗り込み仲良くこちらに手を振った。

「さてと、家に帰って明日のスケジュールを聞かせて貰ってもいいかしら?」

「はい。萌乃様ではご自宅へ。」

さっきまで乗っていた車に乗り込み家に帰った。

自室へ戻ると隼人がコーヒーを出して向かいのソファーに座った。


「明日は、12時から記者会見で次の日の入学式の日に放送されます。」

「分かったわ。」


簡単にスケジュールを言い終えると隼人は立って

「久しぶりにアルバムでも見ませんか?」

部屋の隅に置いてある本が入った本棚とは別に雑誌や卒園、卒業アルバムが置いてある本棚からアルバムを持ってきた。