忙しくて悲しくてドキドキな恋




「ガラスの華なんて無いないですよ?」

俺に抱きしめられたままキョロキョロする萌乃。

「馬鹿野郎。」

俺が耳元で呟いた。

「んっ。」

萌乃から甘い声が漏れたのは内緒。

「行くぞ。」

「華は?」

「俺が今つないでる。」

「え?」

萎れていた華のはずなのに輝きを忘れていない。

「好きなんだよ…」

「淳二今何か言った?」

「何でもねぇ。」