忙しくて悲しくてドキドキな恋



隆が話した?無口な隆が?

「無口だし無表情が多いでしょ。段々笑ってくるわ。本人も自然と警戒してるだけだから気にしないで接してあげて。」

「はい。」

「じゃあ、これからもヨロシクね。」

「はい!話しかけてくれてありがとうございます。」


璃緒さんは手を振りながら出て行った。

制服姿が大人っぽく浮いているように見えた。

メイド服に着替えると外で待ってくれていた淳二と教室に帰った。

教室に入ると

「優勝おめでとう!!」

とお客さんも一緒にクラッカーを鳴らした。