忙しくて悲しくてドキドキな恋




「いらっしゃいませ~。」

初の指名は…

「萌にゃ。」

私だった。

指名されたテーブルに行き、

「おかえりなさいませご主人様。」

撫で声でもなくいつもの声でその台詞を言った。

「萌にゃ可愛い。」

2人の男性が私を挟んで座った。


「ご主人様。ご注文はありませんか?」

「じゃあ、コーヒーブラックを2個と、このパフェね。」

「分かりました。」