忙しくて悲しくてドキドキな恋



萌乃は淳二が好きなことを否定しなかった。


顔を逸らすだけだった。

恋を知らなかった主が恋をしたんだ。


この人が居なかったら俺はもう、この世界で生きることは本当に無理だった。


数年ぶりに萌乃の前で泣いた。

変わらない。

迷いながらも優しい萌乃は慰めようとする。

俺は1人にしてもらった。

屋上を出て行くときの萌乃は成長した妹のようだった。