案内されたのは赤と白の統一部屋。
「座って。」
隆に言われ自由に座る私たち。
私以外は興味津々に見渡していた。
隆もソファーに座ると、雑誌を読み出した。
ココの部屋は幹部室らしくココで普通に生活できるだろう。
キッチン、テレビ、テーブル、ソファー、冷蔵庫など揃っていた。
暫くすると樹が帰ってきて。
「萌乃たち、2階に下りて。」
「ココって3階になるのか?」
「そうだね。隆も先行ってて、ココに出入りする以上は下っ端に紹介しなくちゃいけないからゴメンネ。」
樹は眉をハの字にして言った。
「子犬みたい。」
美奈架は隠さず言った。
「よく言われるよ。」