「テスト前とかは主だし、そこでパソコンする奴も居る。」

「そうなんだね。」

「幹部は何処に?」

バイクを入口付近に止めると、エレベーターのような扉。

しかも。チンッと言いましたよ?

「これ乗れ。」

「淳二これはエレベーターですよね?」

「どう見てもそうだろうな。初めて来た時は俺もビックリした。」

そう真顔で言われても…

「あ、隆。幹部室連れて行ってて。」

「…めんどくさい。」

普段本当に無口過ぎて居るかどうか分からない隆。


「そう言わずに。」

流夜が念を押すと渋々案内してくれた。

「ありがとう。」

「…あぁ。」