「悠斗、翔、それに沖田さん!!」


そう、それは壬生浪士組の1番隊だったのだ。


「土方さん、彰さん。
先ほどぶりです、いましがた帰りですか?

……!!土方さん、この状況の説明をお願いしたいのですが。」


「それは後程説明する。
それより、この後始末を任せてもいいか。俺はもう疲れた、この浪士達の身元を洗ってあとで報告してくれ。その時に説明をする」


「わかりました。
お疲れ様です、土方さん(ニコッ」


「どうしたんですか、沖田さん…
って、うわ!!彰、どうしたんだ大丈夫か!?」


沖田さんの後ろから顔を出した翔は、この状況に驚いた後真っ先に私のもとに駆けつけてくれた。


「翔……
うん、大丈夫だよ!!」


「彰、本当に平気なのか?」


そう言って、まゆを下げながら心配した様子で私に問いかけながら近づいて来る悠斗。


「まぁ、本音を言ったら気分話あまりよくないけど……
でも平気!こっちに来た時からそのくらいの覚悟はできてるよ!!」


「そうだな!
俺も彰に負けないように頑張るか!!」


「おい、何をしている。戻るぞ。」


私が言い終わると同時に、先を歩いていた土方さんから声がかかって早足にその場を後にした。