人気女優がタイムスリップ!? ～芸能界⇒島原⇒新選組～

「お、おい…
俺たちはどうすればいいんだ？」

「あ!すみません。」

そう遠慮がちにに聞いてきた原田さん。
私は今まで忘れていた壬生浪士組の皆さんに急いであやまった。

「そういえば原田さん、
さっき彰のお尻触ろうとしてたでしょ!!」

「あ、あれは…
酔った勢いだろ。それに触ってないからいいじゃんか。」

そう冷や汗をかいて言い訳する原田さん。

「そうだった、あんたには借りを返してなかったな…
彰のお尻を触ろうとした仮をな!!」

「えっ!!
ちょ、ちょっと待て。だからあれは…」


ヒュッ

ドカッ


原田さんがとめる間もなく、翔が原田さんに柔術の技をかけた。


「いってー、
何しやがる!!」

「おいおい、
そうなったのは自業自得だぜ～。
頑張れよー、佐之助ー。」


「ちょっと原田さん!!
止めてください、このままじゃ…」


「大丈夫だって、あの佐之助が負けるわけねぇよ。」


笑ってその光景を眺めている永倉さんに、２人を止めるようお願いする前私の声はのんきな声の永倉さんから止められてしまった。


『だから、私が言いたいのはそうじゃなくて!!』
　

そう心の中で叫んでるうちに、私の恐れていたことは起こってしまった。