≪おまけ≫


俺はそのあと疑問に思ったことを聞いてみた。


「そういえば、テレビに出てた俺は誰だったんだ??」

「あぁ、
あれは本家の使用人の中で変化できるやつを連れてきたんだ。」

「へぇ、そんな知り合いいたんだ…」

「そんなもの、体でつくるのみ。」

そう言って、妖艶に微笑む親父を見て俺はこう思った。


『おふくろはどうするんだよ…』



そのあと、三条家の屋敷中におふくろの叫び声と、
親父の泣き声のにも似た謝り声が聞こえたという…