何であの人がここにいるの!?
浪士や浪人をたくさん釣れて、前、私に聞かせてくれた楽器を持って何であの人がここにいるの!?
浪士や浪人に乙葉ちゃんが襲われているのに、何であの人があの顔で。
あの、感情が読めないあの顔で。ただ、その様を眺めているの!!
「乙葉ちゃん!?」
乙葉 side
偶然見つけた可愛い子猫。
猫好きの私にはたまらない。
私はその小さいな背中を、駆け足で覆いかけた。
「あっ! 待って!!」
チリン チリン………
全身真っ白な体に、私たちがお揃いで買った結い紐ような首輪をを首に巻いた猫は、雑草が生い茂っている狭くて先がよく見えない路地を器用に走っていく。
「乙葉ちゃん!?」
私を呼ぶ彰ちゃんの声が聞こえる。
昔からそうだった。一つのことに夢中になると周りが見えなくなる。
“あんたは世の中を知らなさすぎる”って、“この時代はそんなに甘くない”って。
親から言われて、浪士組の女中になることを志願した。
その仕事にもようやく慣れて、友達もできて。やっとうまくいくと思ったのに………
あぁ、私って馬鹿だなぁ。
ピタッ……
ニ゛ャー
「猫ちゃん?」
無我夢中で追いかけて、あと少しで追いつく所で、その猫が尻尾を太くして背中を丸め、威嚇の態勢に入った。
昔から猫が大好きだったから、その姿勢が相手を威嚇するときにするってことは知っていた。
でも、だいたいそれは同じ猫同士の領地争いや、自分より体が大きい犬相手にすることがほとんどで。
「猫ちゃん?
どうしたの……」
浪士や浪人をたくさん釣れて、前、私に聞かせてくれた楽器を持って何であの人がここにいるの!?
浪士や浪人に乙葉ちゃんが襲われているのに、何であの人があの顔で。
あの、感情が読めないあの顔で。ただ、その様を眺めているの!!
「乙葉ちゃん!?」
乙葉 side
偶然見つけた可愛い子猫。
猫好きの私にはたまらない。
私はその小さいな背中を、駆け足で覆いかけた。
「あっ! 待って!!」
チリン チリン………
全身真っ白な体に、私たちがお揃いで買った結い紐ような首輪をを首に巻いた猫は、雑草が生い茂っている狭くて先がよく見えない路地を器用に走っていく。
「乙葉ちゃん!?」
私を呼ぶ彰ちゃんの声が聞こえる。
昔からそうだった。一つのことに夢中になると周りが見えなくなる。
“あんたは世の中を知らなさすぎる”って、“この時代はそんなに甘くない”って。
親から言われて、浪士組の女中になることを志願した。
その仕事にもようやく慣れて、友達もできて。やっとうまくいくと思ったのに………
あぁ、私って馬鹿だなぁ。
ピタッ……
ニ゛ャー
「猫ちゃん?」
無我夢中で追いかけて、あと少しで追いつく所で、その猫が尻尾を太くして背中を丸め、威嚇の態勢に入った。
昔から猫が大好きだったから、その姿勢が相手を威嚇するときにするってことは知っていた。
でも、だいたいそれは同じ猫同士の領地争いや、自分より体が大きい犬相手にすることがほとんどで。
「猫ちゃん?
どうしたの……」


