夜明けの『告白合戦』は異様な盛り上がりを見せ、

目覚めた時のバクバクと高鳴る心臓が、

口から飛び出しそうな程の緊張感は…

一体何処に行ってしまったのだろう?と首を傾げたくなる。

このままでは気持ちの収まらない俺があかりさんに反撃を開始。

いまだにずっと思い続けているのは一体誰なのか?

名前を口にはしないあかりさんに、すっ呆けて聞いてみる。

「ところで…あかりさんが彼を好きだって思い始めたのは、いつ頃からですか?」

「・・・・・」

先程まで俺を弄り倒していたくせに、自分に話を振られると黙ってしまうのは
反則技だ。

少し遠い目をして何かを思い出すかのようにあかりさんが話し始めた内容は、

俺の問いに答えた訳では無かったけれど…

興味深くはあった。