『同性への告白』
相当な覚悟がなくては出来ないことは分かってる

でも陽輔の気持ちには応えられない…

だから…

【せめてもの思い】
誠意をもって返事をする事にした…

「陽輔のこと…ダチとしては好きだけど恋愛の対象じゃない…

舞衣のことは……5歳の頃から今までずっと一途に思ってる

俺は舞衣のことが好きなんだ

だから陽輔…ごめん」


それから陽輔は俺に話してくれた

子供の頃から自分の性に違和感があったことを…

もう隠しいておけないくらい辛かった思いを…

両親に了承を得て治療を始めると言っていた

そしてこれからも自分の事を避けずにいて欲しいと…

その日から
俺と陽輔は『秘密』を共有する

陽輔の事を舞衣には話せないから

(舞衣の失恋も決定か…)

俺の思いも舞衣にはまだ届かない…