朝靄に包まれ鳥のさえずりが聞こえてくる早朝…… 俺はいつものように身支度を済ませると俺の他には誰もいない家を出て ある場所へと向かう 夜が明けたばかりなのにも関わらず、 その場所からはいつもと変わらない…… 賑やかな話し声が外まで漏れ出していて俺は思わず微笑みを零す。 それから呼び鈴やノックをすることもなく当然のようにドアを開け 「おはようございます」 そう声を掛けながらスタスタと話し声のする方へ向かって行く。