そして、そんな状態に耐えきれなかった私は部活に行かなくなった。

決して退部したわけではないが、もう限界だった。

あんなに好きで、いっぱい努力してレギュラーに入れたのに、妬まれ、無視され、存在しない人のように扱われ...

『どうすればいいの...?』

部活に行かなくなった今でも心の傷は癒えない。いや、癒えるわけがない。

よっぽどのことがなければ。

そんなときだった…彼に出会ったのは。―


Side end…