「NGもう1回」

この声を聞いたのは一体何回目だろうか?


すべて私がやってしまった。

しかたなく休憩をもらった。




「はぁ~」


一人で大きな溜め息をついていると、



「どうしたんだよ」

とひろとくんとかいとくんがいた。


「どうして二人がここにいるの!?」


「この辺で撮影をしててちょうど休憩が入ったから様子を見にきたの


なにか悩んでいるの?」


「うん…上手く演技が出来なくて…私が足を引っ張っちゃってるの」


ひろとくんが

「上手く演技をしようと思わなくても、その人の気持ちになってみたらいいんじゃないのか?」


かいとくんが

「そうだよ。その人の立場にならないと何も分からないよ。」



「ありがとう♪」