「中村かんなちゃん入りま~す」

スタッフさんの声が聞こえた。


「あの、中村かんなさん、私の名前は山本ももです。今日は宜しくお願いします♪」


「あぁ、あの新人の子           まぁ、宜しくね。どうせ大したことないのでしょうけど…」


「…あの……遅れておいてなんで謝らないんですか?みなさん待っていたのに…」

「そんなのいつものことよ。なんで私が謝らなければいけないの?」


「悪いことをしたら謝るのは常識です。誰だろうが関係ありません。」


「そう、じゃあ ご・め・ん・な・さ・い・ね」




「むかつく~何様のつもりなの?人に迷惑かけといて謝らないって」

夏海さんに愚痴を言っていた。