そしてその日の夜、唐突に彼の過去を知ることになる。 夕方の5時過ぎ。 私のケータイが着信を知らせた。 相手はハルキ。 私は急いで電話にでた。 「ユナ?今日はごめん。やっぱり、ユナには俺のこと知ってもらいたい。これから会える?」 呼び出された近くの公園に私はすぐに駆けつける。 なんだか、すごく心配だった。 「ハルキ!!」 私は公園で彼を見つけた。 ハルキはベンチに座って俯いている。