「あのお店。入ろっか?」 先輩が指差したのは、女の子が好きそうな雑貨店。 先輩の趣味…ではないだろうから、きっと私に気を遣ってだろう。 実際、あのお店では私も年中買い物する。 「か、かわいー!!」 私はキラキラと光を放つアクセサリーや、雑貨を見て、目を輝かせる。 「やっぱり、好きだった?この店」 「はい!!」 でも、そのお店では見るだけにしておいた。 今日はウィンドウショッピングの気分。