私が最前列に出たところで聞き覚えのある人の声。 「カナト?!」 そこには見知らぬ女子生徒の腕を掴むカナト。 「ユナ…」 カナトは舌打ちすると、私に下駄箱の中を見せた。 「やっぱり?」 案の定そこには生ゴミ。 想像していたことだった。 カナトが犯人を捕まえること以外は…