「春原?!よかった。目を覚ましたか」


廊下から顔を出したのは私のクラスの担任だった。



よく見ると、ベットの隣には先生の私物らしき鞄が置かれていた。



「あの…?私…?」


平然を装って尋ねる。



「頭には当たらなかったけど、肩とかに当たって、何針か縫った。あと、頭にも破片が飛んだ。大丈夫か?今、ナースコールするからな」


一通りの検査及び診断が終わった後、先生の車で、家まで送って貰った。