汗を拭って~儚い命~



「…ッッ!

ゲホッ…」



急に苦しくなって息がしづらい。



「…市瀬…ッッ!」



医者も来る。



「…せ、せい…」



俺は、力を振り絞って声を出す。



「…何だ?」



「…ほん、とに

あり、がと…ござ…ました。」



途切れ途切れで上手く伝わっているか分からない。