「OK!そのまま番号教えてくれる?」

「うん。090…」

内海くんに番号を教える。

すると内海くんは、そのまま通話ボタンを押して電話をかけた。

数秒後、私の携帯が鳴る。

慌てて携帯を開くと、

「俺の携帯番号。登録しといてね」

ニコッと微笑む内海くん。

「はい」

「またあとで」

私に手を振って、内海くんは会議室から出て行った。