「また来てね」

「はい、ごちそさまです」

会計を済ませて、お店を出る。

私もお金を出すつもりだったのに、内海くんが全額支払ってくれた。

「内海くん、本当にいいの?」

「俺が誘ったんだし…だから篠原さんは気にしないで」

「ありがとう」

「どういたしまして。あ、篠原さん、家ドコ?
もう遅いから家まで送るよ」

「…そんな。悪いよ」

慌てて手を振る。