「6月」

「正解。おっと、着いた」

車を駐車場に入れ、慣れた手つきでバックで駐車する内海くん。

何だか様になっていて、つい見とれてしまう。

車を停車してエンジンを切った後、内海くんがニコッと微笑んだ。

「着いたよ」

「うん」

「じゃあ行こうか」

「はい」

ドアを開けて、車から降りる。

並んで歩きながら、お店へと向かった。