陽架里...大丈夫なの...?



なんて思いで陽架里を見るけど、萌衣ちゃんの返事を待っていて、目が合うことすらない。



ま、まずいよ...これは...


「う〜ん......」



暫くその唸り声を聞き続けてると、



「あ...‼︎」


いきなり声を張り上げて、思い出したような表情を見せた萌衣ちゃん。



あたしと陽架里は思わず息を潜めて、次の言葉を待つ。



どうか...被ってませんように...‼︎



そう思いながら、目をギュッと瞑る。