「まぁ...頑張れ。てゆうか...薫も少しは考えたらいいのに...」


「え...?」


考えるって何を?


そう口を開こうとした瞬間、


「こんっにっちはー‼︎」


部室の扉が思いっきり開いた。



自然とあたし達の視線は扉に向く。


扉を開けた人物を見て、


「あ...萌衣(モエ)ちゃん‼︎」


自然と笑顔になる。




萌衣ちゃんとは、一つ下の高校2年生。



小動物みたいで、可愛いの。