「さ、榊......ちょっと、今は離れてほしい...」 「あ......わり」 小さく声を出すと、バッとあたしから離れる榊。 「ごめん、今のはさすがに嫌だよな」 そう言って、頭をかく榊に首を横に振る。 「ち、違うの......」 「そ、そうか?」 「うん」 ......あたしも、言わなきゃ。 伝えないと。 そう思いながら、目を瞑るとゆっくり深呼吸を繰り返す。 ......大丈夫、大丈夫。 ...よし。 目をゆっくり開けて榊を見ると、声を出す。