「おう。サンキューな」 「......うん」 あたしのことは別にどうだっていい。 けど、嫌だけど、榊には上手くいってほしいから。 あたしは身を引いて、見守る。 それなら、いいよね? その時、授業を終えるチャイムが鳴り響いた。 それを合図に、皆動き出す。 挨拶をしたあと、榊と目が合った。 「榊なら、きっと上手くいくよ」 そう言ったあたしは、上手く笑えてたかな? ちゃんと、榊に伝わったかな。 そう思いながら、泣きたくなりそうな気持ちを抑えて、その場を後にした。