「──よし。オッケー」 湿布を貼り終わって、張り詰めた緊張の糸が解ける。 長かった...... 「湿布貼るのにどれだけ時間かかるの......」 ため息をつきながら、榊を見る。 ──貼ったと思えば、『間違えた』って言って剥がすし。 それを何回も繰り返したから、座ってるだけのあたしはジッとしているのが辛かった。 「仕方ねぇだろ。俺そんな器用じゃねぇし」 「まぁ確かにね」 「おい、そこは嘘でもうんっつっとけよ」 榊の言葉に即答したあたしを見て、苦笑いを浮かべる榊。