あれから特に何事もなく、放課後になった。 「榊ー。行こー」 机の横に掛けてある鞄を掴みながら、隣の席で伏せている榊に声をかける。 でも、ピクリとも動かない。 ...これって......もしかして寝ちゃってるパターン? そう思いながら、試しに榊の肩を人差し指でチョンチョンと軽く叩いてみる。 でも、聞こえるのは返事じゃなくて、 「.........すぅ...」 小さな寝息。 「......」 ...何で寝ちゃってんの。 伏せてる榊を見ながら、小さくため息を零す。