それから、そんな事をかれこれ続けていると、授業終了を知らせるチャイムが鳴った。 「あー、結局何も言ってくれなかったし。この、薫のやつめ...!」 そう言いながら、黙り込んでるあたしの両頬を左右に引っ張る陽架里。 「でも、一人で溜め込むのはやめてよ? もう深くは問い詰めないから。言える時がきたら言って?」 そう言って、ぎこちなく笑った陽架里にあたしはただ黙り込む事しか出来なかった。 ...ごめん、陽架里。 そう心の中で呟きながら。