「はぁ? 聞いてなかったの? さっき担任の先生が来て言ってたじゃん」 呆れたようにそう言う陽架里に、更に首を捻る。 「......何を?」 担任の先生が来たなんて...あたし知らないし。 「薫......あんたさ、どれだけ上の空なわけ? 今日、国語の先生が体調不良で休んでるから自習になったって言ってたじゃん」 大きくため息をつく陽架里。 ...上の空なんて、否定したい所だけど、実際嘘ではないし。 かと言って、否定したとしても、陽架里はブツブツ文句を言うのには間違いなさそう。