「へぇ〜。榊なんじゃないの?」 そう言って、友達と話している榊に指を差す陽架里。 「は......? 榊?」 よりによって、あいつ? 思わず眉間にシワが寄る。 「そ。なーんか知んないけど、薫探してたし。その黒い人影は榊っていうのもありえるんじゃない?」 ニヤッと笑顔を浮かべてあたしを見る陽架里に、思わず顔を歪める。