「実は・・・」 「実は?」 首を横に傾け、わたしを覗き込む凛くん。 泳げないなんて言えば笑われちゃうかな? でも・・・ かなづちのまま海に入って迷惑かけるより良いよね。 「あのね・・・わたし泳げないの、だから浮き輪とかあれば・・・嬉しいかも?」 チロっと舌を出し笑ってみた。 「マジで?」 やっぱり笑われちゃう?