「はい、お願いします」 萌衣ちゃんはぺこっと頭を下げ、わたしが部屋を出て行こうとすると凛くんが立ち上がり 「オレも行くわ」そう言って2人で、リビングにおりた。 「凛くん、萌衣ちゃん可愛いね」 「オレは、メイの方が可愛いけどな」 「嬉しいな」 凛くんと話しながら、紅茶を入れ作っておいたお菓子をお皿の上に置く。 「オレの好きな焼き菓子じゃん」 「そうだよ、フルーツブランデー入りのパウンドケーキ」