Amarosso~深い愛~の作り方♪


慣れの問題か。

それなら、自分がこれよりも相当過酷な人生を課しても、慣れの問題だと言ってくれるのか。

ならば、自分は戦って、その地位をもぎとってもいい。


「今泉?」

「ああ、下から見上げるのも中々いいね」

「はあ?」


怜士はソファーの肘おきに頬杖をついて、麗華を見上げていた。

ジーンズに包まれた足は、長く細い。

覗いている足首は華奢だ。

スタンダードにシャツを合わせ、捲り上げた腕にはブレスレットをつけている。

手には小さなチェーンバッグとジャケットを持っていた。

どれも有名ブランドものだ。

全身にまとっても、嫌味にならず、負けてもいないのは、育ちなのか、先ほどの言った慣れなのか。


「おまえの家。
 厳しそうなのに、よくジーンズでこのホテルに行くのを止められなかったな」

「へ?
 止められたよ?
 お母さまに泣かれた。
 そういう時代じゃないっつーの」

「かわいい反抗期なんだな」