「まあ、報告しとこ。
帰りの会で」
「そうだな」
麗華は何かひかかることがあるのか、その後は口数が少なかった。
帰りの会で報告された先生も、後で見ておく、とあっさりしていた。
怜士は帰り際にまた増田に捕まり、麗華はその頭越しに、小さく合図を送って、先に出た。
30分ほど遅れてやっと現れる。
「よ、色男」
ぎろりと睨まれた。
今日は窓際にしつらえられたカウンター席だった。
隣に座ると、麗華が買っておいたラテを勢い良く飲んでいる。
「そういえば。
来月の第1日曜日って暇?」
カップの傾きを少し戻したが、飲みながら目でその先を促す。
「誕生日パーティするんだよね。
来る?」
「誕生日パーティー」
「そうそう。
食い放題、飲み放題。
読モの友達もくるから、美人も多し。
毎年、麗華様の誕生日パーティ招待状はプレミアがつくよ」

