*
週番のお役目も今日で最終日だ。
「なんとなく寂しい」
構内を見回っていて、週番室に戻りながら、麗華が呟いた。
怜士が隣を見下ろすと、うなだれている。
「なにが?」
ぎろりと睨み見上げられた。
「今泉と一緒の週番が終わるのが。
なに、その驚きの顔」
「いや・・素直なのに驚いただけ。
でも、宮内の性格は素直が取り柄だもんな」
「うっわー、今ので、消し飛んだかも」
「気をつけろよ。
相手によっては、告られたと思われて、即、押し倒されているぞ」
「うん、相手は選んでいるから」
どうだか、怜士は呟いてためいきをついている。

