「この間の事と言い、こういうことをするのは、やっぱり大人の女性と付き合っているからなんだなあ。
なんか、余裕があるというか。
そういうとこあると、同世代の女子もたまんないかも。
今泉。
結構、底堅い人気があるの知ってる?
大人しめの女子からも、こっそり思われている、みたいな」
怜士は指をひっこめた。
同世代の女子にしたら、動揺するだろうに。
冷静にされるがままになっている麗華の方も、慣れているじゃないかと突っ込みたくなる。
「興味ない」
「まあ、だろうね。
佐和先生みたいのと、つきあってちゃあー、お子ちゃま過ぎるだろう」
さっきの怜士の言葉を返した。
そういう理由じゃないが、言う必要はないので止めた。
そういうのを作ってしまったら、この人生を捨てがたくなってしまうだろう?
声にはしなかったが、問いかけてみたくなった。
どういう返答があるのか。
麗華には、自分の事を話してみたくなる。
話したってしょうがない。
信じられない話だろうし。

