「向こうの大学を受験するのに、準備があるから。 途中だけど、あっちの高校に滑り込む」 「どこに?」 「たぶんアメリカ」 その辺りは、あの男にお任せだ。 「そうなんだ。 アメリカか。 ハーバードでも受けるの?」 「かな」 「ああ、なんか今泉なら受かりそう」 「そりゃ、どうも」 間が生まれる。 「ええと。 今までのお礼に何か奢る」