* 「今泉、好きな人いるの?」 それは突然の問いだった。 沈黙に麗華がノートから顔を上げた。 「点火祭に誘うなら、カテキョ、休みだよね」 点火祭は好きな人を誘うための一大イベントだ。 凝視に近く見つめる。 「休みにしたいの?」 やっと声が出た。 「そうじゃなくて、休みなのかなって」 「休みにしたいの?」 怜士はもう一度繰り返した。 「休みにしたいわけじゃなくて、今泉が休みにしたいかと思って、さ」 なんとなく麗華は膨れて、マキアートに口をつけた。