「雑用、なんでもやってやるから、勝手に決めてくれ」 言った途端、何か嫌な予感がした。 目が合うと、にやっと笑う。 「雑用だぞ」 念を押した。 「わかってるよ。 雑用ね」 ウィンクされますます不安が増した。 そして予感的中。 「宮内」 「うん」 「これは雑用か?」 「もろ雑用じゃない。 うふふ」 不気味ともとれる笑いをもらす。 朝早い集合時間に行くと、麗華から黒いギャルソンエプロンを渡された。