狂愛ノ書~紅き鬼と巫女の姫~





そして次に三篠が見たのは半身蛇の女性。




「あの脚が大蛇なのは、第四臣下の瑠璃葉(るりは)だ」




三篠に紹介され、瑠璃葉さんは優しく微笑んだ。




「さっきはすまなかったね、姫様。アタシは瑠璃葉。見ての通り臍から下は大蛇、上半身は毛倡妓(けじょうろう)の混妖だ」




瑠璃葉って呼んどくれ。
大蛇と毛倡妓の混妖の瑠璃葉さん改め瑠璃葉はニコッと笑った。




毛倡妓…また新しく聞く妖怪の名前だ。




なんの妖怪だろうと考えていると、いきなり瑠璃葉さんの髪が伸びてきて私の頬を掠めた。




「…わっ」


「毛倡妓ってのは髪の長い女妖怪さ。
こうして髪を自在に操り、武器にするんだ」




考えていることが分かったのか、瑠璃葉さんは毛倡妓について教えてくれた。




そして瑠璃葉さんのサラサラの髪と握手をして、笑い合った。




「第五臣下は小雛もよく知ってる、紅葉だ。あいつは今人間界だから紹介はまた今度だ。あとは……」




三篠は嫌そうな表情をして鬼灯くんを見た。




それを見た鬼灯くんが、なんだよと眉間にシワを寄せた。