狂愛ノ書~紅き鬼と巫女の姫~





三篠があのちょっとした騒ぎを落ち着かせ、私達は屋敷に戻ってきた。




そして皆で集まり話し合いをするという部屋に連れて来られた。




昔の将軍が座るみたいに少し段のあるところに三篠が座り、強制的にその隣に座らされた私。




そして一つ段の低いところに先程騒いでいた方達が、腰を下ろした。




「…小雛、こいつらが急に騒いですまなかった。具合はどうだ?」


「大丈夫だよ。三篠、ありがとう」




三篠に心配そうに顔を覗き込まれたので、心配させないように微笑んだ。




それでも心配なのか、三篠は「こっちに寄りかかってろ」と言って自分の肩に私の頭をつけた。




そして三篠は楽な姿勢で座ってる混妖達を見た。




「…小雛、こいつらは俺が一番信用してる臣下だ。今は三人しかいないが、本来は六人いる。
一から六まで番号も決まってるんだ。まぁ、番号は仲間になった順番だな」




三篠はそう言ってまず桔梗さんを見た。




「第一臣下はさっき紹介した桔梗だ」


「改めまして姫様。第一臣下の桔梗です。何かありましたら遠慮なくお呼びください」




正座をして軽く頭を下げる桔梗さん。




私も正座して姿勢を正し、よろしくお願いしますと頭を下げた。




姫様は頭を下げる必要ないのですよ。




桔梗さんにそう言われて苦笑いされたけど、頭を下げないのはなんだか申し訳ない気がしたから。